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2002-08-14 14:31 バージョン
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自分に合った営業スタイル
流しが基本、ついででツケる
早起きは3件の得
休まない、帰らない
長距離重視は危険

 違法性やモラル的な側面から、アイコンを貼付けて分かり易くしてあります。
アイコン
名称
説明
御用
実践すれば、捕まるであろう行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄を実行した場合、捕まりますからやめておきましょう。
違法
法律に反する行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄は犯罪ですから、捕まらずとも非合法な行いはしない方が身の為です。
違反
犯罪とまではいかずとも、諸々の規則に反する行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄は悪行ですから、度が過ぎた行いが見つかれば、それなりの機関から処罰を受けるでしょう。
通報 誰かから何処かに通報される様な行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄は、違法や違反で無くても誰かが迷惑するので、自粛しましょう。
鬼畜
マナーやモラル等に反する様な行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄は、誰もとがめずとも、後ろ指をさされます。みっともないですよ。

基本の技と型(弐之巻)

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技や型
説明











 あなたは“流し”派ですか“ツケ待ち”派ですか?
 地理に詳しい地域はありますか? 営業が許可されている範囲は全て攻略したいですか?
 また、あなたは月収手取りで幾ら位欲しいですか? 10万以下で十分? 20万位? 30万以上? それとも、40万もらっても足りませんか?
 希望収入を得る為には、努力を惜しみませんか? 楽して裕福な暮らしがしたいですか? それとも、質素な生活でいいから、無理せずに安定した収入を確保したいですか?
 どの様に考えていたとしても、収入を得る為に仕事をしている事に変わりはないでしょう? 維持したいと思うでしょう。「もっと、もっと」と向上心や欲求が留まる事がない方もいるでしょう。
 さて、例え、その想いが千差万別だとしても、それを叶える為には自分自身でやるしか有りません。自分は何もしなくとも、他人が叶えてくれるのならば、誰も苦労しません。
 自分の想いを自分で叶えるのですから、当然、“自分に合わないスタイル”は長続きしません。場合によっては、自滅する危険もあります。例え、誰が何と言おうと、このホームページの管理人である、私、ジプシー野田がどんな“ウンチク”をたれようと、維持する事が出来て、想いを叶える事ができる、“自分に合うスタイル”が一番良い筈です。それもまた、自分自身の試行錯誤の上で分かってくる事でしょう。何かがキッカケで、ある日突然、それまでとは違ったスタイルに変わる事もあるでしょう。頑張って、“自分に合った営業スタイル”を確立して下さい。
 もしそれが、会社に何を言われようとも、他人から後ろ指を差されようとも、それこそ、非合法手段であろうとも、その事実や現実を的確に把握していて、リスクやら責任やらも全て覚悟の上でなら、ご自由に。あなたに人生を壊された方に、後ろから刺されたとしても、私は知りません。

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技や型
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 多くの会社は「流しが基本」と言っている筈です。そもそも、どういう意味かというと、いつも同じ様にツケてばかりいると、営収の伸びが滞るという事です。つまり、向上心そのものが鈍る訳です。
 例えば、すぐそばで何かのイベントや路線事故等があって、お客様が溢れていても気付かない可能性が高く、同じ地域で営業している他の乗務員が高営収をやっていても、いつもの営収しかできない訳です。
 もし、いつもツケている場所が、他に比べて割と効率が良くても、そういう場所は“口コミ”で空車が増え、いずれは他とあまり変わり映えしなくなります。
 また、いつも同じ様な地域しか走らなければ、それ以外の地域の地理にも疎くなり、向上心が鈍っていれば、当然、知らない地域へは行きたくなくなって来ますから、折角、中〜長距離のお客様が来ても、断りたくなる場合が出てきたり、帰りの空車時に、道端のお客様を見落としがちになるばかりか、位置や向きによっては敬遠したくなったりもしてきます。
 つまり、いつも同じ様に同じ場所ばかりで“ツケ”てばかりいると、営収は延びるどころか、維持する事さえ難しくなってくるという事です。
 逆に、“流し”を基本にしていれば、当然、地理に詳しくなってきますから、ごく自然に自分自身の営業範囲を広くする事もできますし、常に色々な場所を見てまわる事になりますから、「いつもより空車が少ない」場所や「たまたま、お客様が溢れている」場所が目に付き易くなります。
 また、渋滞箇所等をあらかじめ知る事ができますから、いざお客様をお乗せした時に、むざむざ渋滞にハマって効率を落とさずに済んだりもします。そして、普段より効率が良さそうな場所を見つけたら、すかさず“ツケ”るのです。
 また、後述にもある、「新しいタクシー乗り場」や「誰も知らないタクシー乗り場」も、いち早く知る事もできますから、当然、仕事が面白くなって、向上心も旺盛になってくる訳です。
 そうなってくれば、放っておいても営収は伸びるでしょう。

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3


 出庫が遅いのと、早いのとの違いです。遅番と早番の違いの事ではなく、正規の出庫時間より遅めに出るか早めに出るかの違いです。正規の出庫時間より30分遅く出るのと30分早く出るのでは、出庫時間が1時間違って来ます。
 単純に、営業時間が一時間違えば、一時間分の営収が違ってくるのですが、いつもより出庫時間が遅かったからといって、その分帰庫時間を遅らせるのは意外と大変です。
 まず、相番との絡みがあるでしょう。「いつもより遅く帰って来たら、相番の乗務員の方が既に出勤して待っていた」なんていうのはよくある話です。
 それから、いつもは上がっている時間なのに、頑張ってもう一本仕事をこなそうとしても、なれない時間帯では、なかなか上手く行かないモノです。
 それに対して、いつもより早めに出るとどうでしょう。帰庫時間まぎわには、いつもと大して疲労感は変わりなかったりするモノです。すると、いつも上がる時間まで粘る事もできます。もし疲れていれば、早めに出庫した分、早めに帰庫して結果的にいつもと同じにしてもいいでしょう。
 さて、大抵の方はいつもより早めに出た場合の、なれない時間帯は朝か昼間でしょう。深夜と違って何処にでもお客様は居るでしょうから、要領を得ていなくても意外と仕事にありつけたりするモノです。多ければ3件位、いつもより余分に仕事をこなせるでしょう。

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技や型
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 規定の休憩時間をとらずに営業を続けたり、規定の残業時間を超えて営業すれば、必然的に一乗務の営収は増えます。最も手っ取り早く確実に高営収をこなす方法で、意外にも多くの乗務員がやっています。
 しかし、これはかなり疲労が増え、危険な状態になります。過労運転を続ければ、事故に会う危険は飛躍的に増加します。また、事故に会わなくても、判断能力や思考能力が低下してきますので、お客様とのトラブルが発生する可能性も増加します。
 中には、非常に人並み外れたタフな方もいますから、この方法が必ずしも危険とは言えないかもしれませんが、簡単に真似できるモノでもありません
 どうしても、この方法をやりたければ、まず体力作り、そして明けの日の十分過ぎる程の休養、そして、いざという時の為の居眠り防止用品の数々を携帯しましょう。そして、危険な状態になる前に、見切りを付け休息を取る覚悟を持たなくてはなりません。
 ちなみに、どんなに平気なタフガイでも、規定の休憩時間をとらずに営業を続けたり、規定の残業時間を超えて営業すれば、「違反行為」になりますので、その覚悟も必要です。何か事が有れば、本人だけの問題では済まされません。最悪、会社は機能停止し、多くの乗務員が路頭に迷う事になります。

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技や型
説明







 さて、あなたは、1万円クラスのお客様を一発で獲得する自信はありますか? 5千円クラスなら? 千円台なら?
 営業スタイルはどうあれ、高額のご利用になればなる程、簡単にはいかないのではないでしょうか。時間帯や場所が限られていたとしても、もし、“確実に”かつ“素早く”高額利用のお客様をお乗せできる自信があるのであれば、それは非常に貴重です。絶対に他人に教えてはいけません。
 “確実”ではないが「割と回転が早い中にタマに混じっている」とか、“素早く”とはいかないが「結構出るから1時間待ちなら美味しいだろ」等というのが関の山でしょう。さて、前者はいいのですが、後者はどうでしょうか? 本当に時間単価の効率計算した事がありますか? もちろん、時と場合によって使い分ければ良いのですから、後者の様な場所も大切です。知らないより知っておいた方が良いのは当たり前でしょう。
 しかし、後者の、「長距離重視」にこだわるとどうなるかと言うと、待ち時間が長いので“休憩過多”と会社で判断されたり、営収が低く終われば“遊んでた”と誤解を招いたりする恐れがあります。もちろん、「長距離重視」にこだわった営業スタイルでも、自身の月間や年間の営収平均が、過去も未来も、業界や営業所の平均以上を維持しているのであるか、平均以下でも現在の収入で十分で、それ以上は必要無いのであれば、自分自身に合った営業スタイルを実践している事になりますから、あとは会社から何も言われさえしなければ、非常にバランスがとれていて、理想的とさえも言えます。
 ですが、将来を含めた上で、そういうバランスの良い状態の方は稀で、実際には「長距離重視」にこだわった営業スタイルでは、営収平均はあまり良くなく、会社からは何かと言われてしまうのではないでしょうか?
 また、「長距離重視」にこだわった営業スタイルで、更に合法的に営収を延ばそうとすれば、他人から、“穴場”情報を聞き込んでくるぐらいしか手がないのではないでしょうか? 「長距離重視」にこだわった営業スタイルでは当然、普段あまり流していない訳ですから、前述の[流しが基本、ついででツケる]で言った様に、自分で研究しなくなってきますから。
 そもそも、この項目の最初で私が言った様に... いや、言われなくとも、あなたが逆に「教えてくれ」と頼まれたところで、“穴場”情報を簡単に人に教えてあげますか?
 また、 「長距離重視」にこだわったスタイルで営業していて、1時間待ちの末で\660と分かり切ったお客様を気持ち良くお乗せできますか? 1時間待って\660の仕事で生活できますか?
 まさか、頻繁に“乗車拒否”をしてないでしょうね? いつかセンターに呼び出されて、それこそ職を失いかねません。“乗車拒否”するのなら細心の注意を払って、絶対に通報されたりしない様に、十分過ぎる程、丁重な対応を心掛けましょう。要はお客様の気分を害さなければ、問題にはならないのではないでしょうか。“接客不良の”オマケまでつけば最悪です。

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