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2002-08-16 22:52 バージョン
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お客様とのコミュニケーション
色んな人と話をする
見て盗め
得意な地域は、より研究

 違法性やモラル的な側面から、アイコンを貼付けて分かり易くしてあります。
アイコン
名称
説明
御用
実践すれば、捕まるであろう行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄を実行した場合、捕まりますからやめておきましょう。
違法
法律に反する行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄は犯罪ですから、捕まらずとも非合法な行いはしない方が身の為です。
違反
犯罪とまではいかずとも、諸々の規則に反する行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄は悪行ですから、度が過ぎた行いが見つかれば、それなりの機関から処罰を受けるでしょう。
通報 誰かから何処かに通報される様な行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄は、違法や違反で無くても誰かが迷惑するので、自粛しましょう。
鬼畜
マナーやモラル等に反する様な行いに貼付けてあります。
このアイコンが貼付けてある事柄は、誰もとがめずとも、後ろ指をさされます。みっともないですよ。

基本の技と型(陸之巻)

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技や型
説明













 お客様とのコミュニケーションは、とても大切です。
客商売だからとか、サービス業だからとか、だけではなく、営収にも大きく影響するからです。
 単純な話、お客様との会話が、目的地に到着する為の最低限のモノしかなかった場合、その売り上げ以外のモノは殆ど得られません。ここで言う、“売り上げ以外のモノ”とは、チップの事だけではありません。
 まず、世間話し程度でもお客様との会話があれば、そのお客様の目的地に行く理由等を知る事ができます。
すると、
●タクシーを降りた後、他の交通機関に乗り換える。
●帰りもまたタクシーをご利用になる。
●時間を急いている。
といった事が分かる事があり、[抜け道はひとつでも多く覚える][距離が増えてもお客様が喜ぶ!?][有料道路を上手く利用する]でも述べている様に、当初の指示より多く自車をご利用になって頂ける場合も有りますし、[実車時間の節約]に繋がる事もあります。
 また、そのお客様自体のご利用は変わらなくとも、
●イベントや事件等により、普段とは別の需要が発生している最中である。
●イベントや事件等により、ある時間になると需要が発生する。
●近日中にイベント等が予定されている。
●そのお客様の乗車地や目的地は、思っていたより需要が有る。
●限られた曜日や時間帯、天候等による需要が有る。
といった貴重な情報が得られ、その日だけではなく、より多くの実車に繋がる事もあります。
 更に、
●「今日は使わなくてもいいけど」等と言いつつ、抜け道を教えて頂ける。
●「今日は用事ないけど」等と言いつつ、よくある目的地を教えて頂ける。
●「関係ないけど」等と言いつつ、ひょんな情報を教えて頂ける。
等といったケースも有り、営収に直接結びつかなくとも、有益な情報や知識を得られる事もあります。
 そもそも、タクシーに乗りながらそのお客様の考えている事や感じている事等が分かりますから、ルートや目的地だけではなく、
●目的地での車両の向きや細かい位置等の停車する時の仕方。
●多少荒くとも急ぎ目か、多少遅くともなるべく揺れないか、等といった走行の仕方。
●車内の空調は丁度良いか、暑すぎたり寒すぎたりしないか。
●五千円札や一万円札からお釣が必要になる。
等の事を、あらかじめ教えて頂いて、お客様から文句を言われる前に先手を打ち、対処する事ができます。
 これら以外にも様々な事を教えて頂ける事があるでしょう。
タクシー乗務員の情報源の三本柱は、
●同僚や管理職、家族・友人・知人等の“仲間”。
●ラジオ、新聞、雑誌、テレビ、インターネット等の“メディア”
タクシーをご利用になられる“お客様”
なのです。

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技や型
説明








 タクシー乗務員の情報源の三本柱は、
●同僚や管理職、家族・友人・知人等の“仲間”。
●ラジオ、新聞、雑誌、テレビ、インターネット等の“メディア”
●タクシーをご利用になられる“お客様”
です。
 この内、“お客様”に関しては、[お客様とのコミュニケーション]で述べていますので、この項目では省略します。
 ところで、あなたは、同僚や管理職、家族・友人・知人等といった“仲間”と会話をしていますか?なるべく意識して、より多く会話する様にしていますか?
実は、これらの“仲間”との会話もまた、営収に影響するのです。
 おそらく、タクシー乗務員の誰もが、同僚とは多く会話していると思います。また、顔見知りの他社の乗務員さんとも、ツケ待ちの時等に暇つぶしがてら、おしゃべりする事もあるでしょう。その会話の多くは、
●「最近どう?どっかイイとこある?」
●「どこか遠く行った?」
●「最近ここも空車増えて来たなぁ、他はどうなのかなぁ?」
●「こんど新しくできたアソコの建物、どうなのかなぁ?」
●「アソコの通り、また工事やってるよ。渋滞してるから、他から行った方がいいよ。」
等でしょう。当然、有益な情報が得られます。
 また、他社の乗務員さんと会話すると、他社の情報も得られます。給与還元率とかプール金とかの、会社の待遇等の話も聞けますが、他にも、
●自社では使えないカードやチケット等の実態情報
●自社では並べないツケ待ちポイント等
●他社の無線の実態情報
●地元のお客様のご利用等の実態情報
●営収に対して甘い会社か(怠けても文句言われず、かえって稼げない)
●“足きり”に対しての会社の方針
●超過残業や休憩不足等に対しての会社の方針
等が得られる事もあります。
“タクシー”とひとくちに言っても、勤める会社によっても営収は違ってくるのです。場合によっては、思いきって他社に異動した方が、営収アップに繋がったり、月給手取りや年収が増加する事も有り得ります。
 もし、他社の乗務員さんとあまり会話した事がない方は、暇な時間帯等に自分から進んで話し掛けましょう(その際、相手の迷惑にならない様に注意)。また、インターネット上の掲示板やメーリングリスト等も有効に活用したり、携帯電話やEメール等も上手く使いましょう。
 ここまでの話は、ご承知の乗務員の方も多くいらっしゃると思います。
 さて実は、もっと色々な人達、管理職、家族・友人・知人等の“仲間”との会話からも、営収に影響する様な話が聞ける事が有ります。その一例を別ページにまとめました。

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技や型
説明



 「見て盗め」とは職人の世界では常識ですが、タクシーもまた、良くも悪くも、職人的な仕事なのです。
 大抵のタクシー会社では、大手フランチャイズチェーンの様な教育マニュアル等の整備は整っておらず、「誰でもこの通りやれば、標準的な仕事ができる」という訳にはいきません。また、そんな簡単な仕事でもありません。
諸先輩方が経験や試行錯誤の上で、苦労して身に付けたノウハウを後続の新人達に伝える土壌が整っていないのが現状ですが、中には「聞いた」だけで真似ができる様なものや、「見た」だけで真似ができる様なものがあります。
 しかしながら、タクシーというものは、「一人前になりたかったら、新人も諸先輩方と同様に経験や試行錯誤の上で、苦労してノウハウを身に付けなさい」という職人気質な伝統の残る職業のひとつなのです。つまり、基本的に「教える」事をしない業界なのです。「知りたきゃ、自分でやれ」という事です。
もちろん、そうする事によって、「やる気のみなぎる人」と「いい加減な気持ちの人」をフルイにかける事もできますし、「指導教育」といった間接的な仕事に人件費他の経費を回さずに済み、本来、仕事の“できる”人材が「営業」という直接的な仕事から離れてしまう事を避ける事ができます。
その為、経験年数に関わらず、営収の高い乗務員と低い乗務員は、倍以上も開きがあるのです。
向上心旺盛な新人は、ひと月目やふた月目から、トップクラスやそれに迫る営収を叩き出す事があるのも、同様の理由からです。タクシーという職業に対する「向き不向き」や地理に詳しいかどうかとはまた別の問題です。
 一見、「目先の売り上げにこだわり過ぎて、将来性をおろそかにしている」様にも見え、教育指導に人件費他の経費を回す余裕のない小規模経営向けのスタンスの様にも思えますが、タクシー業界の“それ”は、そんなイイものではありません。よく言われる、「タクシーは走らせときゃ金になる」「数が決め手」「損しない様に“足切り”すりゃいい」という安易な経営を行っている会社が大半だというだけです。
 大手フランチャイズチェーンの様な教育マニュアル等の整備を行い、どの新人乗務員でも反復的に繰り返される経験や試行錯誤、苦労といったものの内、基本的なノウハウは、最初の段階から知識として覚えられる環境を整えれば、全体的な売り上げの底上げになるのに、それをおろそかにして“足切り”で安易に、全体的な売り上げの“底留め”をしているだけなのです。
つまり、「“足切り”割りたくなきゃ、自分でやれ」と言う事で、「何も教えなくても、自分で覚える人間は“足切り”割らずに済む」という事です。
 [色んな人と話をする]で述べている様な、誰かに聞けば教えてくれる様なモノや、わずかながらでも会社の指導教育担当者が頼みもしないのに親切にも教えてくれる事等も貴重ですが、既に述べた様に、それだけではまるで足りません。また、言葉や紙面では上手く伝えられない事や、知っていても、あまり他言したくない事等もあります。
 まず、営収トップクラスの乗務員さんに目を付けましょう。それ以外にも、他の乗務員に比べて、得意な地域や時間帯、曜日等のある乗務員さんにも目を付けましょう。
 そして、目を付けた乗務員さんの日報をマメにチェックして研究したり、よく話し掛ける様にするのは当然ですが、その乗務員さんの実際の営業をよく観察して営収アップに繋がるテクニックを見つけだし、自分自身の身に付けるのです。
 また、町中で営業中に、他のタクシーの動きや営業方法、何処を走っているか、何処にツケているか、等々をよく観察し、営収アップに繋がるテクニックを見つけだし、それらを手にいれるのです。

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技や型
説明










 タクシー乗務員なら誰でも、いずれは“得意な地域”というのができるでしょう。ここで言っている“得意な地域”というのは、“他の乗務員に比べて”ではなく、“自分自身の中で”の事を指しています。
 さて、ある程度、“得意な地域”というのが固まってくると、それが自信に繋がり、やがて自信過剰になったり、向上心が鈍ってくるものです。
 余程極端に狭い地域でもなければ、その全てを知り尽くす事は無理ですが、だからといって「無理だから」といって妥協してしまえば、それ以降、もっと地理に詳しくなる事も、もっと営収が伸びる事も、なかなか難しくなってしまいます。
 もし、自信過剰になってしまえば、つまらないミスをしたり、自身の思い込みや勘違いに気付くのが極端に遅れたりもします。
 例えば、お客様の指示がよく理解できなければ、お客様を疑いがちになったり、お客様のせいにしがちになります。その状態でお客様とトラブれば、無用に時間を割かれる事になるでしょう。当然、営収に響きます。
 また、過剰にならずに、自信がつく事自体はとても良い事なのですが、自信がある“得意な地域”ができると、ついつい、それ以外の地域には足が向き辛くなります。そうすると、当然、[流しが基本、ついででツケる]で述べているのと同様の症状に陥る可能性があります。
 逆に、常に向上心を持ち、些細な事でも分からない事や疑問があれば徹底的に調べる癖が付いているとどうでしょう。当然、いつかは同地域で営業する乗務員の誰より詳しくなれるでしょう。詳しくなればなる程、より効率的な営業に結びつきます。
 例えば、お客様の指示がよく理解できなければ、お客様に教えて頂こうと謙虚な姿勢にもなれますし、自分自身の思い込みや勘違いに早い段階で気付く事ができます。そうすれば、無用なトラブルを避ける事ができ、自分自身の勉強不足だったとしても、上手くすれば、かえってお客様の機嫌を良くする事も可能です。当然、営収だけではなく、チップにも良い意味で影響してくる訳です。
 また、“得意な地域”をより研究しょうと、熱心な努力を怠らなければ、他の地域を攻略しているつもりがなくとも、関連性のある部分から、隣接する地域もどんどん詳しくなっていきますから、ごく自然に“得意な地域”が広くなり易くなります。
 更に、後述にもある、「新しいタクシー乗り場」や「誰も知らないタクシー乗り場」も、いち早く知る事もできます。
 これで、営収が伸びない筈はありませんし(とは言っても青天井ではないが)、将来に渡って営収を維持する為にも必要な事です。

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